少しの間だったら、テスラ車は泳げるらしい!笑
2018/01/03
この画像が強烈だったので紹介しますね。
豪雨でトンネル(アンダーパス)に水が溜まり、「行けるかも!」と思って車を突入させたら、敢えなくエンジンの吸気回路に水が侵入してアウト!というのは時々見ますね。
本当は注意して走るべきですけれど、実際に走っている時は、溜まっている水の深さが咄嗟にはわからないので、「ああーっ!しまった!」と思っても後の祭りだったりするわけです。その結果、上の写真のように立ち往生してしまいます。
でも、そんなときでも、テスラは泳げるらしい(笑)
電気自動車は、空気吸込口がない(ガソリンを燃やさないので、空気が必要ない)ので、水に浸ってしまっても「エンスト」は起こさないんですね。以前、洪水で浸水したテスラ・ロードスター(スポーツカーのほう)が、故障しなかったという日本で起きた話も聞きました。
その動画をご覧ください。ヨハン・シュトラウスの音楽が大変よい雰囲気でございます。
テスラのCEOのイーロン・マスク氏は、以下のように述べています。
(これはもちろん推奨できないけど、事実としてテスラ・モデルSは、短時間ならボートのように浮くことができます。タイヤの回転で推進力を得て前に進みます*)
注* タイヤは(完全に水没せず)下のほうが沢山水に浸かっていると、下のほうで後方に水を掻き出す効果があるため、クルマは前に進む。
驚きますね。3代将軍・徳川家光は、「生まれながらにして将軍」と宣(のたま)ったそうですが、テスラ車は生まれながらにして水陸両用車だったのかー笑
この動画では、タイヤ回転で推進力を得ているだけでなく、「舵」も効いているように見えます。これはDual Motor車(AWD, 4WD車=全輪駆動)だったのかもしれません。その場合は前輪が舵を切る効果を持つ可能性がありますね。ちょっとやってみたい誘惑に駆られます。
ちなみに高い山に登れば登るほど、ガソリン車はパワーが落ちます。これは空気が薄くなってしまうので、酸素が足りずに燃焼効率が下がるからなんですけど、電気自動車は空気を使わないので、高山でもパワーダウンがないという特性を持っていますよ。
なお、高い電圧・電流を使用する電気自動車は、漏電対策はとくに厳重に施してありますので、クルマが破壊されてしまうような大事故でない限り漏電の心配はないそうです。
↑ 遠いところからテスラを移動させてみた様子
↑ テスラは空を飛ぶと壊れますが、そのときエンジン車に比べてより安全です
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