▼テスラの蓄電池価格は、なんと従来の1/7〜1/10！

ｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!　という感じです。4月30日に予告されていた、テスラ・モーターズによる「家庭用蓄電池（home battery）」が発表になりました。

デザインの完成度が、素晴らしい！

まずね、すばらしいのは、このデザイン。他のメーカーの蓄電池がタダの四角い箱なのに比べ、どうでしょうこの素敵な感じは。持つ喜びがある蓄電池なんて、今までなかったです。「POWERWALL」っていう名前ですよ。

大きさは、H: 1300mm W: 860mm D:180mm。横幅は、ドア一枚ぐらいです。高さは、人によって違うけど肩とか胸の高さですね。

でもって、２つくっつけることも出来るようにデザインされています。超カッコイイ。

色まで選べるんですけどご覧になりたい人はこちら。

スゴイのは価格

そうです、そして価格です。以前、

テスラがホームバッテリー事業を始める・・で気付いちゃったスゴイ価格差

でも触れたのですが、従来の蓄電池はウン百万円のレベルでした。たとえばこのPanasonic製の、15kWhのものは770万円もしたんですね。対してテスラは（今ラインナップ変わりましたがひと月前のモデルは）60kWhのバッテリー容量で、「テスラ車」がついて 836万円だったんです (^^;; 　高価なモデルSがおトクに見えるぐらい、「蓄電池（のみ）」と「蓄電池つきクルマ」には、値付けに違いがあるんですね。

で、今回発表のPOWERWALL。なんと、10kWhで、42万円（3500ドル）、7kWhで、35万円（3000ドル）ですって。

なになに、日本のと比べてみたいですか？では計算してみましょう。上記のPanasonicのを、10kWhに換算しますね。そうすると・・・

どひゃ〜。

米国から日本に持ってくると値段が上がって48万円ぐらいになりそうですが、それでも10倍の差があるんです。皆さん、どちらを購入しますか？信頼のPanasonic製？・・・というかテスラのバッテリーはPanasonic製・・ (^^;;;

もう一つ例を上げましょう。これはニチコン製のもの。7kWhで244万円です。質実剛健なフツーのデザインにも注目してくださいね。

テスラの7kWhの電池が35万円。Panasonicに比べると少し安いけれど、それでもテスラの7倍の値段。

ちなみにこれも連結ができて、↓こんな感じです。う〜む。たしかに「連結」しているなあ・・。

日本の家庭は1日に10kWh使っている

僕らが使う電力量ってどのぐらいでしょう。「原子力・エネルギー」図面集2012（下図）によると、位置世帯あたりの電力量は、ひと月に300kWhぐらいです。つまり1日だと10kWhなんですね。

もうひとつ重要なことなんですけど、一戸建ての屋根に太陽電池があると、これによれば、174万円のシステムで、コンスタントに、関東でひと月に300kWh（以上）発電できるんです。

・・・ということはみなさん、太陽光で一日10kWh発電→テスラの電池に蓄電→家で使う・・・となって、ほとんど電力会社から電気買わなくて済むようになるかもってことなんです。送電ロスとか、CO２排出とかなしになるというメリットもある。持つ喜びもある。

そのための追加コストが、、（工事費は抜きだけど）42万円。これすごいですよね。

あーびっくりしました。

もうすこし知りたい人は、EVsmartブログの記事もどうぞ！もうひとつの工業用のPowerPackのことも書かれていますよ。