焼津文化会館で、無被曝がん検診の市民講座(DWIBS法/ドゥイブス法)
2023/09/07
本日は、焼津文化会館で市民講座を担当させていただきました(焼津市立総合病院主催)。
お招きをいただきました太田信隆先生、平松毅幸先生に厚く御礼申し上げます。
焼津市をあげてDWIBSを応援してくださっています
焼津市は、市をあげて検診にDWIBS法(ドゥイブス法)を取り入れるという、非常にユニークな取組みをなされており、焼津市立総合病院では2017年初頭から、一月に最大70名の患者さんや検診の受診者を撮影されています。
同病院では増え続けるDWIBS検査に対応するため、10月から、世界で発表されたばかりの最新鋭装置「SIGNA Architect(シグナ・アーキテクト)3テスラMRI」を追加導入し、運用を始めるとのことです。
中野弘道市長もご来館 〜 来月はさらに大きなニュースも
本日は、中野弘道市長が冒頭の挨拶をされました。記念に一緒の写真を撮っていただきました。来月には、とてもユニークな取組みによる非常に大きなニュースが予定されているようで、楽しみです〜(発表までしばらくお待ち下さい!)
講演内容と抄録PDF
講演は、まず私が最初の50分間を務めさせていただき、
・自己紹介
・拡散強調画像とはなにか
・DWIBS法の発見
・DWIBS法の利点
・DWIBS法で検診を
の5項目をお話させていただきました。
以下に配布した抄録のPDFを置きます。
・平成30年度 焼津市立総合病院シンポジウム がん検診の新たな展開[PDF]
活発な質問と、焼津市健康づくり課からのコメントが印象的でした
発表後に、ご参加の皆様(医療関係者でなく市民のみなさま)から活発な質問をいただきました。その中で、「この間のニュースで、焼津市立病院では、『天板を自作した』というニュースもありましたがこれはどんなことですか」というものがありました。
「実は、焼津市立病院のMRIには、「全身撮影機能」のオプションがもともと具備されていなかったのですが、全身撮影ができるようにしようと、宮崎研一さんというとても熱心な技師さんが工夫して自作されたのです。」とお答えしました(注:その後、企業がその装置用の天板も制作し商品化もされた)。
このような経緯ま(天板の自作)までニュースとして伝わっているのはすごいなと思いました。それにしても宮崎研一さんの粘り強い努力と、患者さん・受診者へ届けようという熱意は素晴らしいと思います。
また、私のあとの講演で、焼津市「健康づくり課」の村松智子さんからは、一般検診のことについて解説があったのですが(これが全国と焼津市民の対比でとてもわかり易かった)、80,000通ぐらいの無料検診の通知を出しても、大腸がん検診でも1万人あまりしか受けない、もったいないとのことが印象的でした。
病を大きくして、大変な思いをすることを考えたら、検診に行くことは本当にちいさな努力ですね。おまけに公的補助のあるものは無料・あるいは非常に安価なのですし、なにより税金でこれをしているわけですから、ぜひみなさん機会を作って受けてくださいという主張はまったくそのとおりだと思いました。
▼検査を受けたい方
●焼津市立総合病院 総合がん検査(DWIBS法(全身))
●すずかけセントラル病院(浜松)プレミアムドック
DWIBS法(全身)
+脳ドック
+低被ばく肺CT
+胃内視鏡
+大腸内視鏡
+一般検診
+画像の直接説明(面談)と相談
●すずかけセントラル病院(浜松)乳がんMRI検診(DWIBS法(乳腺))
●近く東京都三鷹市でも開始いたします。
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