稀勢の里関 横綱昇進祝賀パーティに参加しました
2017/04/24
横綱昇進祝賀パーティ
大変幸運なことに、72代横綱に昇進した時の人、稀勢の里関の、横綱昇進祝賀パーティに参加させていただきました。昨日、明治神宮で、堂々の土俵入りを披露したしたばかり。テレビで見たその方に、まさか自分がお目にかかることが出来るとは思いませんでした。
「メディカルスキャニング」の大徳社長は、茨城県龍ケ崎市大徳町にゆかりがあるそうで、その龍ケ崎市は、稀勢の里関の故郷(茨城県牛久市)の隣町です。このことが縁で古くから応援をしていたとのこと。
優勝直後の、午後6時7分にメールで大徳さんに連絡を直接いただけたほどの関係なのだそうで、土俵入りの翌日である土曜日の晩に、このパーティが開かれました。私はメディカルスキャニングでコンサルティングをさせていただいている関係で、本日お招きにあずかる栄に浴しました。
メディカルスキャニングは、都下に19ものクリニックを擁する検査センターです(20周年目の今年はさらに2つ、練馬区富士見台と、恵比寿に開設予定)。一緒に働いている技師さんもたくさんいらしていて、写真を撮りました。
稀勢の里関は、お父さん譲りの読書家だった
私はさすがに緊張してしまい、普段のようにはお話できなかったのですが、写真からもお分かりのとおり、とても優しい、柔らかい雰囲気をお持ちの方でした。
先日、稀勢の里関が優勝して横綱推挙確実となった日に、お父さんの手記を読まれて感動した方も多いと思います。
【稀勢父・貞彦さん独占手記】親心を吐露 「おめでとう」と言うより「気の毒」
この手記では、「いままでの努力が実って大関になり、それでもう十分だと親は思っているのに、日本の期待を一心に背負うこととなり、さらに上を目指すことの過酷さ、これからの大変さを鑑みるに、親から見て不憫にすら思う」という、せつない愛情が表現されているのですが、その筆致たるや、たいへん素晴らしいものだったのです。
それで私は、どんなお父さんなのだろうか、と思いを馳せていました。
そんな折に思いがけず「急遽パーティを催すことになったのでご招待します」との電話をいただき、胸が踊りました。「もし隣に行くことができたならぜひお伺いをしてみよう」と考えた次第。
幸運なことに少しの時間だけチャンスがあり、稀勢の里関は、柔和な物腰で話してくださいました。お父さんは読書家で、家の中が本だらけなのだそうです。「なるほど、さもありなん」と納得しました。いつも本をお読みになるので、説明の難しい複雑な思いを、豊かな言葉で表現できるのだと思います。
稀勢の里関は、小さい頃から、お父さんの勧めに従い本を読むようになり、今も良く小説を読まれるそうです。
「お相撲さんというと、『激しい稽古をして、ちゃんこ鍋を食べて、その後すぐ眠ることで成長ホルモンが出て大きくなる』と聞いたことがありいます。稽古で忙しいのに、いつお読みになるのですか?」とお伺いしたところ、ご飯をたべて昼寝する前に読まれるとのこと。それがちょうど良いあんばいでもあるとお話されていました。また、夜就寝前にも、楽しみでお読みになるそうです。どんな小説をお読みになるのかをお伺い出来なかったので、次の機会があればぜひお伺いしてみようと思います。
横綱昇進までの道のりを思う
稀勢の里関は、どんどん出世して大関になりましたが、みなさま御存知の通り、「初優勝」を手繰り寄せるまでにはしばらくの時が必要でした。この間、周囲の期待は増すばかり。先日の初優勝で涙を流されていたその姿に、我々は心を打たれました。念願が叶ったそのとき、どんな思いが稀勢の里関の胸に去来していたのでしょうか。
相撲はスポーツですから、勝ち負けがあります。自分が勝てば、同時に相手は負けるわけです。稀勢の里関の優しい柔らかい雰囲気とは裏腹に、厳しい勝負の世界です。
あいだみつを美術館で見ることのできる、「受身」という詩 のことを思い出しました。
本を沢山読むと、さまざまな視点から考え、想像できるようになります。稀勢の里関は、自分のこと・相手のこと・みんなのことを考え、それを考えられるだけに、考えられる人ならではの悩みと戦う必要が、まずあったのではないでしょうか。
初優勝する前に、それらを考え、周りを想う必要があったのだと思います。メンタルが弱いと評されたこともありますが、その前にしっかりアドレスすべきことがあって、さまざまな思いがひとつにまとまって腹に落ちるプロセスがあって、最後に迷いがなくなった結果、来るべき今日の日を迎えたのではないだろうか、と感じました。
(追記)パーティの催されたレストラン
パーティが催されたのは、「メディカルスキャニング銀座」の入っているビルの7Fにある、レストラン・アジルというお店です。大徳さんが経営しているレストラン。
大徳さんは、「健康」を実現するために、病気を防ぐために「メディカルスキャニング」を作り、また、健康は食事が基本ですので、健康食を提供するレストランを作っているのだそうです。
この日でてきたお料理も、とても健康的なメニューでした。
スタッフのみなさんも、きさくな稀勢の里関と一緒でうれしそうです。素敵な雰囲気と健康食でお腹の満たされた私は、とても幸せな気持ちで帰途につかせていただきました。
(了)
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