BMW i3 長距離試乗レポート その1
2017/04/24
電気自動車(EV)のBMW i3に試乗
電気自動車(EV)の一つであるBMW i3の「一泊二日試乗経験」に応募して、今回テストドライブお借りできたので試乗レポートをします!私はテスラ・モデルSを持っているので、ちょっと「テスラ愛」が入ってしまうかもしれませんが、リーフの試乗も2回したことがあり、EV全体に興味があるので、なるべく公平に書きまたいと思いま〜す。
BMW i3ってどんなクルマ?
さて、BMW i3についてあまりご存知ない方もいらっしゃると思うので、基本的なところをご紹介。いまEVを購入対象として考えている人がとくに気になるのは航続可能距離。グラフにしてみました。
実際に走行すると、だいたい公称の60%ぐらいになりますから、0.6をかけてみますね。そうすると、↓こんな感じです。BMW i3には、「EVのみ」のものと、発電エンジン(ガソリンで発電する)を搭載した「エクステンダー付き」のものがあるんです。グラフの赤いのは、エクステンダーでガソリンを燃やした時に付加できる走行距離を示していますよ。
「日産リーフ」は、とても良くできたクルマで、最近では航続距離もかなり改善してはいますが、高速道路を走って隣の県まで行こうとすると、どうしても「足りない感じ」がしてしまいます。上のグラフでも、100キロプラスしか走れないとなると、やっぱり購入時には躊躇してしまいますよね。BMW i3の「エクステンダー付き」モデルは、そこにpractical(実際的、実用的)な解決を与えている感じがあるんです。これは大きな大きな違いと言ってもよいでしょう。
なお、エクステンダー付きの車両の青いグラフの長さ(EV走行可能距離)が、EVのみ車両に比べて短いことが気になる人もいるかも。これは、エンジンが130キロ(大人2人分)の重さがあるから、それだけ電費が悪くなるからで〜す。
気になる価格は?
価格はどうでしょうか。これはやっぱりBMWだから高いんだなぁ・・。4人乗りのコンパクトカーにこの値段出すのはなかなか勇気が要ります。でもっ、EVを持っている自分はそれでもおすすめしますよ。EVって、ブレーキパッドも減らないし、エンジンオイル交換もいらないし、減税やら保険が安いやら、とにかく維持費がすごい少ないからです。普通のクルマと比べたら、100万円引いて考えて下さい。そのぐらいおトクです。
<補助金を差し引いた実質価格(消費税込み)>
あと、余談ですが、リーフの中古ってものすごく安いんです。「デザインがね〜」という人も多いのですが、家族用に2台目として軽自動車を購入されるつもりがあるなら、こんなにおトクなものはないですよ!(マイナー後とマイナー前で、暖房・航続距離に違いがあるので調べて購入してくださいね)
ではっ。さっそく試乗に出かけましょう。クルマをお貸しいただいたのは、ニコルBMW青葉宮前支店さんです!
目的地は、99キロ離れた山中湖。上り勾配ですが電気足りるでしょうか〜?(つづく)
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Comment
とても参考になりました。
私は横浜市民ですがチョイモビという電気自動車に乗ってEVの可能性に期待を膨らませています
まだちょっと高くて買えませんが、AppleWatchも持っているのでいつか買いたいです。