知ってた? タクシーで後部座席のシートベルトを間違えずに差し込む豆知識
2018/01/03
2008年6月1日から、後部座席のシートベルト着用が法制化され、タクシーに乗ると「シートベルトをしてください」というアナウンスが流れますね。ところが、実際に装着しようと思うと、シート側の差込口が2つあって、どっちにいれたらいいのか分からずイライラした経験はありませんか?
それが一発で入れられる秘技があるんです!いくつかパターンがあるので、ここで写真を見て覚えてくださいね!
▼その1 同じ色同士で挿入する
これは「クラウン・コンフォート」や比較的新しい「セドリック」などで採用されている方式です。なんと、シートベルトの差し込み側と差し込まれる側は、「黒」「灰色」に色分けされているんです!
ですから、こんな風に、黒のバックルは、黒の受け側に入れればいいんですね。黒を灰色に入れようとすると入りません。
▼その2 「CENTER」の文字で、真ん中用かどうかを確認する
しかし、型式が古く、色が同じで見分けがつかない場合もあります。その場合は、「CENTER」の文字を見つけましょう。自分が真ん中に座っているなら「CENTER」と書かれているものを、そうでなければ書かれていないものに差し込めばいいんですね。ちょっと文字が小さいけれど、「わかんないよー」と何度もガチガチやるよりはずっと良いですね。
以上のことを知っていれば、スマートにカチッと入れられますよ!
▼その3 上記でダメな場合の工夫に感動!
ちなみに、上記2つとも対策が施されていない不便なものもまれにあり、その場合はこの豆知識は使えないです。しかし筆者がこの間、感動したのはこの工夫! なんと、タクシー会社の方が考えて、緑のビニールテープを正しい組み合わせ側に貼ってあるのです。
この機種の場合は「CENTER」が書かれてはいますが、普通はそんなこと知らないし、わかりにくいですよね。お客さんが迷っていることが多いのをみて、このように、目立つ緑色のテープで正しい組み合わせを示す工夫をしたそうなんです。すばらしい!!
ほかのタクシー会社さんもぜひこれをして欲しいですね。また、「黒と灰色」は地味すぎてわかりにくいですから、タクシー仕様の車はもっとわかりやすい色の組み合わせにしてもよさそう。
▼後席シートベルト しないときのリスクは高い
なお、「面倒くさい」と思う人もいるかもしれませんが、事故は一瞬で、全く防ぐことができないものもあります。下にもあるように、後ろのひとが前に飛んできて、前の乗員の頚椎を折ってしまうんです。怖いですからぜひシートベルトはしましょう!以下の写真はJAFの啓発ページからの引用です。
- 非着用者の致死率は着用者の約5倍である。
- 非着用の場合、後部座席同乗者が前席乗員に衝突することにより、前席乗員が頭部等に重傷を負う確率が着用の場合の約50倍にもなる
それでも面倒くさいと思っているあなた。YouTubeもみてみましょう。全く何も回避動作ができないことも多いのです。
僕は救命救急に勤めていたことがあり、シートベルトをしない人の悲惨さは、目の当たりにしています。どんな顔をしているか(いたのか)全くわからないほどぐちゃぐちゃになって搬送されてきた方を、何人も見ました。本当に悲惨なものです。
だから僕は後席でもバスでも、必ずシートベルトはしますし、バックルがシート下に潜っていて、装着ができないタクシーの場合、自分の社会的義務だと思って、面倒でも降りることにしています。「大丈夫ですよ」と言う運転手さんに対し、降りるお客さんもいるんだと分かってもらうのが大切だと思っています。
いざというときのシートベルト、ぜひしましょう!
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