放射線科医・MRI専門家の高原太郎個人ブログ

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世界のお友達

      2017/04/24

Messengerを通して質問や招待が

最近どういうわけか、Messangerを通して、世界のいろんな人からDWIBSに関する質問が来ます。ひとつひとつに返事を出すのは大変ですが、注目されていることはありがたいです。

最近のものは、一つめはメキシコから、二つめはノルウェイ、三つめはエジプトからです。世界は広い!

メキシコからのは、10月にある研究会に来てもらえないかという打診でした。

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(衝撃)ペルーには、PET装置が一つもなかった・・・

昔ペルーでの学会(ISMRMの分科会)に招待されたことがあります。その時に分かったのは、ペルーには、当時、ひとつもFDG-PETがなかったこと。

とてもびっくりしました。ペルーは、フジモリ大統領がいた国で、日本人にとって馴染みが深く、ある程度の経済力はあると思ってました。でもその国に、PET装置がひとつも・・・国の中にひとつも、なかったのです。

だから、学会の講演をした直後に、「ウチは日系の病院なのですが、もし良かったら学会が終わった後に来て直接撮影指導してくれませんか」と言われたとき、一も二もなくOKしました。

ペルーには、その時PETはなくても、MRIは国中に20台以上あったのです。MRIを用いてがんの診断がでいるDWIBS法(ドゥイブス法)は、先進国でないところで特に役立つのだとそのとき感じました。

下の写真はそのときのもの。僕の右の人は日本人みたいだけど、ペルーの人。あれっ、僕がペルーの人みたいなのかな? 僕はこういう体型の、丸っこい人でした!

(ちなみにペルーではすごく面白い体験をしましたので、インカ帝国と宇宙人に書きますね。)

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きっとメキシコの状況もあまり変わらないと思います。だから、大学から渡航許可がでれば、ぜひメキシコの研究会に行って、せっかくだから病院も訪れてハンズオンで教えてあげたい。そうしたらPETがなくても、癌の患者さんの診断がかなりできるようになるはずです。きっと役立ちます。この間行ってきたシカゴより、メキシコではうんと切実な問題だと思います。


これはノルウェイの人からのメッセージ。「シーメンス装置で直接冠状断撮影ができるでしょうか」という問合わせです。このあと、写真のやりとりなどしました。彼が撮像した写真をこんなリンク (Skyra 3Tで撮像)を送ってくれましたが、なかなか頑張っていますよね。

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こちらはエジプトの大学院生から。「学位でDWIBSを研究しているので、聞きたいことがある」とのことでした。英語がかなりアヤシイ感じなので(僕もそうだけど (^^;) )割と大変でした。。でも、みんな一所懸命です!

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