セスナ操縦の夢が叶いました
2017/04/24
いつかは大空に
ずーっと昔から飛行機に憧れ、操縦することを夢見てきました。20年ぐらい前に一度チャンスがありましたが、大学院生の身で時間的にも金銭的にも余裕がなく、なにより英語力が足りなかったので、そのときはあきらめたのです。
今ようやく、友人の励ましで一歩を踏み出すことができ、セスナの操縦訓練を受けることができました。場所はグアム島です。真っ青な空、いよいよ飛び立ちます。一緒に写っているのは教官のグレッグさん(日本人の教官もいらっしゃいます)。
飛ぶ前に機体のチェックをしているのが、体験飛行のことを教えてくれた中島さん。中島さんはすでに60時間ぐらい飛んでいるので、機体チェックの様子がプロっぽいです。
・・そしていきなりですが、ハイライトの着陸シーンを載せちゃいます!
着陸練習
自分の操縦する(!)飛行機は、美しいグアム島の環礁を眼下に見ながら、、、
左旋回で滑走路に向かいます。斜めになっているのがカッコいい!と自分で陶酔。訓練生ですが、訓練を受ける時はキャプテン席(左舷側)に座るんですよ (^^)
そしてこれこれ! この、滑走路に向かって飛行機が左に右に揺れながら着陸するのをやりたかったのです。着陸するのは、正真正銘の「グアム国際空港」。ジェット機が降りるのと同じ、6L-24Rという、3000m超の滑走路に着陸するのです。
↓これが着陸の動画です。うれしくてくりかえし動画を見返しました。最後まで操縦しているように見えますが、ホントは、最後の機首起こしはグレッグさんがしています。右向こうから左手前に風が吹いていて、機体の向きを修正しながら降下します。
旋回練習
最初のレッスンでも、飛行機を傾ける(バンク)練習をものすごくやってくれました。これ僕が操縦して傾けているのですけど、水平線の角度をみるとちょっとあり得ないですよね。とてもエキサイティングでした。
飛行機を傾けるためには、エルロンという、主翼についている小さな羽根を動かします。エルロンは、右側と左側で対に(逆向きに)動くように設計されているので、操縦桿を左に回転すると、飛行機が左に傾くようにできています。下の写真で “AILERON”と書いてあるやつです。
飛行機が傾くと、傾く方向に滑るので、自然に飛行機は左に機首が向いて、旋回していきます。このとき左側に「滑り落ちて」しまうので、操縦桿を少し引っ張って機首を上に向ける必要があります。
クルマだと、左にハンドルを切ると、あたりまえですが接地したまま左に回っていくわけですけれど、飛行機だと地面がなく「落ちる」ので、その分機首を上げて高度を維持する必要があります。頭では分かっていたけれど、最初なので身体がついていきません。下の動画は、1分ぐらいのところで、もっと操縦桿を引きなさいと指導されています。
ちなみに、エルロンを操作(操縦桿を回す)ときには、ラダーペダルも踏まないといけないのですが、このときはまだあまりうまくできていないと思います。
この後グレッグさんが思い切っきりエルロンだけで傾けてくれて、ラダーがはいらないと機首が遅れることを示してくれてなるほどねぇ、となりました。
夜間着陸練習(NLP; Nignt Landing Practice)
そして夜間着陸練習にもトライしてみました。旅客機に乗客として乗ると、着陸シーンをスクリーンで上映していて、滑走路に誘導するように、ピロロンとおいでおいでするライトがすごく素敵ですね。あれを自分で見ながら降りていくのはたまりません。
残念ながら動画では撮ることが出来ませんでしたが、月齢3の細い月と、すーばらしい星空がコックピットから見えました。洋上にでると水平線が(暗くて)何も見えなくなり怖いのですが、こんどは光のないところまで行って、星空を見てみたいなぁなんて思いました。
水平飛行も大切
・・・と、割と派手なことを先にさせていただいたのですが、社長の宮治さん直々に1時間半ほど、水平飛行の大切さを教えていただきました。とってもすばらしい体験でした。
体験操縦は100ドルから
体験操縦は、何も勉強しなくてもものすごく楽しめます!もちろん日本語でもOK。だから、興味のあるひとはぜひ。なんと100ドルぐらいでも乗れて、おまけに後ろ2人の同乗者はタダです。遊覧飛行はおひとり48ドルから(2人以上のときの料金。1人の時は80ドルぐらい)。
ミクロネシア航空 (現地電話番号 473-1515(日本語))
お勉強
自分は、もう少し本格的にやりたいと思ったので、ある程度勉強をしていったほうがきっと楽しめるだろうと思い、Private Pilotの教科書を買って事前にすこし読みました。
下のように英語なので、ちょっと大変なんですけど、知らなかったことを学ぶことができて、これはまたこれで愉しいのです。下は、揚力と抵抗の比率が一番効率的になる条件が示されているのですが、速度が遅いとかえって抵抗が増えることは、へーっそうなんだ! と、めちゃうれしかったです。
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