放射線科医・MRI専門家の高原太郎個人ブログ

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新しい髭剃りを購入してみた。両手どっちを使っても剃れる〜

      2017/04/24

オトコとオンナの朝の儀式

女の人は朝、お化粧すると「さっ、これで一日が始まる」って、気持ちが引き締まるんですってね。男の場合はヒゲをそった時に、「よっしゃー」って感じになると思います。

そんな髭剃りが故障したので、新しい物を求めに、イトーヨーカードに。amazonだと見た感じがわからないので、リアル買いものです。

カミソリっていったら、シック(Schick)とジレット(Gillette)が有名ですね。他にもあるけど、この2つがとても目立ちます。これは1989年の「Schick Advantage」の宣伝。TVのチャンネルを、ダイヤルで変えていた時代です。

直接は関係がないのですが、ワタクシはずーっとずーっと昔、SIGNA Advantageという、GE社のMRI装置を使っていました。当時のこの機種は、それはそれはぶっちぎりのスーパーマシンでした。パソコンがMS-DOSのあの時代に、TVのチャンネルがあのガチャガチャレバーだった時に、超弩級のハイテク、「タッチパネル」で動作していたんです。まるでNASAで働いているような気持ちになり、朝から晩まで夢中になって触っていたものです。
スクリーンショット 2016-02-29 11.05.34 それで、ヒゲ剃りの名前が、Schick Advantage。ぜったいこれ買うしかないでしょ!って思って、買いに行ったんだけど、なぜか間違ってGillette Supersensorを買ってきてしまいました(未だになぜそうなったのかはナゾ、何か他の考えごとをしていたに違いない)。でも買ってきたGilletteの性能にとても満足したので、以来、ずーっと律儀に、Gilletteのものを使い続けています。

電動シェーバーは?

ヒゲ剃りといえば、電動シェーバーを使っている人も多いですよね。電動シェーバーは場所を選ばず使えて、便利で、以前は通勤中に使っていたときもあります(たまにクルマの中でやっている人を見ますね)。

しかしヒゲの粉が落ちて汚くなりがちだし、その都度掃除するのではなくて、溜まってから掃除するのがなんとなくヤだし、剃るのに時間がかかる傾向があるので、使ったことが何度もあるにもかかわらず、その都度、普通のものに戻って今に至っています。

泡をつけたり洗面台に立たなくてはいけないという制約はあるのですが、バシッと一発で決められる普通のヒゲ剃りが好きなんです。電動シェーバーだと「ながら」でも出来たりするんですが、普通のは「その行為に集中」して、終わったら「さっ、次行くぞ!」って感じが良いです。

カミソリはどのように進化してきたのか

ご婦人にはあんまり興味はないかもしれないですが、自分がちっちゃい時から認識している進化の様子をまず書いてみますね(これを書かないと次の話がわからないので)

【その1:1枚刃】まず、大昔は1枚刃でした。T字カミソリっていうのかな、軸を回すとフタがパカって開くので、そこに替刃を入れて使ってました。亡くなった父が使っていて、最初はこれで産毛を剃ってもらったことを憶えています。一枚刃って一番のローテクな感じだけど、最近見直されているんですってね。

【その2:2枚刃】続けて、複数の刃の時代がやってきます。これは今の5枚刃などに至るまで進んでいますが、1枚目の刃がヒゲをひっかけてある程度切り(このときヒゲが引っ張られて毛根からすこし出てくる)、次の刃が間髪をいれず残りの部分を切ることで深ゾリができるというものですね。ホテルなんかにある使い捨てがこの類いです。

【その3:ヘッドの首振り】これがSchick Advantageの時代で、ヘッドが可動するようになったので、肌に対する追従性が非常に上がりました。これはきわめて画期的な製品でした。

【その4(超重要):電動化(振動装置)】

いまから10年ぐらい前かな、ある時、電池駆動で、カミソリ自体が振動する機能がついたんですね。これはものすごい衝撃でした。今までと違って、持っているだけで(わずかに動かすだけで)ものすごく良く剃れるんです。これは「超」快感でした。まだ使っていない人はぜひ試してください。振動機能があるのとないのとでは、全く性能が違います。

・・以上がこれまでの進化です。

ようやく購入した製品登場

前置きが長かったけど、新しく購入したのは、「ジレット フュージョン プログライド フレックスボール パワー」というやたらに長い製品名のものです。このうち、「フレックスボール」というのが新しい機能です。ちなみにさきほど説明したとおり、「パワー」が一番大切なので、これから買う人は、電源ボタンのある「パワー」付きにしてくださいね。これはマストだと思っています。

スクリーンショット 2016-02-29 10.47.03

で、フレックスボールですが、いままでの首振りは、こんな方向だったわけですが、

スクリーンショット 2016-02-29 10.43.03

こんどのフレックスボールによって

スクリーンショット 2016-02-29 10.56.33

こんな風に左右方向への首振りもするようになったんです。スクリーンショット 2016-02-29 10.45.34

・・で使用感想はといえば・・・うーん。まぁそんなに革命的ではありませんでした!

スペック上、これは3次元的な追従性能がでるわけですから良さそうなんですが、もともと僕のように長いことヒゲ剃りしているひとにはそれなりのスキルがあるようで、ボールが加わってもあまり追従性の向上を感じなかったのです。むしろ、この構造がつくことにより、振動の伝わり方が弱くなって、電気振動機能の利点がすこし減ったように感じました。

「なぁんだ」って感じでしたが、しかし、もっと下手な人、たとえば中学生で使い始める頃の子なんかにはいいかもって思ったのです。

それで、ちょっと思いついて、こういう風に剃ってみたんです。これ、なにがヘンだかわかりますか?

スクリーンショット 2016-02-29 11.55.24

左手でも剃れる!

そうなんです。僕の利き手は右手ですが、反対に持ち替えて、恐る恐る左手でもやってみたところ、剃れるんです。昨日は途中から持ち替えたので、今朝は最初から最後まで左手でやってみました。

・・・完璧に剃れるんです。これだったら、利き手を骨折してしまったとしても使えることになりますね。これはこれですごい性能向上なんだと思いました。

僕は今回のこの改善が、オトコ的には、

「そこまでこだわっても、ファッション以外の要素は実はあまりないけれど、あるシチュエーションでは決定的にその機能が役立つ、ポルシェ(とか)の電動リアスポイラー!」

みたいなもんだと思いました!

Schickもよろしく・・

というわけでGillette一辺倒のワタクシですが、ヒゲ剃りコーナーで物色していたら、Shickの販売員さんがいらして、新しい製品の利点(鼻の下のヒゲがそれる機能だとか、スムースに滑る機能だとか)を教えてくれたのですが「す、すみません。僕はどうしてもGilletteに決めているんです」とお話しました。販売員さんは寂しく販売コーナーに戻ってきました・・・。

ヒゲ剃りがGilletteなことは譲れないのですが(笑)、なんとなく気になって、帰りにSchickのコーナーに行き、Schick製のシェービングジェルを買いました。いまキャンペーンやっているみたいで、Schickのヒゲ剃りを買うと、試供品くれるみたいです。

Schickもよろしくおねがいしますm(_ _)m
スクリーンショット 2016-02-29 10.50.03

 


 

ここで紹介している製品

フレックスボール付き(電動)

スクリーンショット 2016-02-29 13.39.44

フレックスボールなし(電動)

スクリーンショット 2016-02-29 13.39.29

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