放射線科医・MRI専門家の高原太郎個人ブログ

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地震解析ラボー地震予知

      2017/04/24

株式会社シー・ティー・イーの船橋副社長・取締役(右)と、鴫原(しぎはら)さん(左)にお目にかかりました。

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船橋さんは、私が上梓させていただいた「TOEICやったろう」アプリや、MRI用のアプリ(cDWI)を作ってくださった方で、平素よりお世話になっているのですが、今日は変わったお話で、「地震予知」に関するお仕事を紹介していただいたのです。

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それがこの「地震解析ラボ」というものだそうです。実はワタクシ、このお電話いただいたときには「え〜(船橋さん知り合いだし)困ったな」と思いました。というのも、JESEA(週間MEGA地震予測)というメルマガに登録してみたものの、危険とされる領域が「東北、関東または関西」みたいな感じで、実はなんにも役立たない!と呆れていたからなんです。領域広すぎて、ぜんぜん意味ないし。

・・・というわけで、船橋さんヘンな宗教みたいのに染まっちゃったのかなぁ・・・なんて心配していたのですが、「JESEAとは全く異なる技術で、これは自分で使ってみて、本当に信頼できると思ったんです」ということでいらしたんですね。ホッ。

それで、さっそく予測画面のサンプルを見せていただいたのですが、

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領域の表示、こんな感じなんです。これなら、きちんと領域が絞られていますね。また、地震の規模を表すマグニチュードと、最大震度予測もでています。

↓もうひとつ、予測期間が大切ですよね。これが曖昧だと何にも意味が無いのですが、予報日±3日ぐらいの期間となっています。スクリーンショット 2015-03-25 0.36.21

この (1) 領域 (2) 時期 (3) 規模 がかなりきちんとしているので、「地震解析ラボ」なら良いかも、という印象を得ました。これらがいい加減だと、あとでユーザーが「何%で当たった」という計算ができなくなってしまいますが、この方式ならば検証ができます。ちなみに船橋さんによると、60%程度当たるので、かなり安心していられるとのこと。

気になる予測原理ですが、以前メジャーになった串田法(僕が書いた古い記事)に似ています。VLF(超低周波;Very Low Frequency)電波を送信し、電離層で反射してくる電波を遠隔地の受信局で捉えるとき、震源の上空の電離層に変化が起きるので、この影響を測定するようです。

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最近仙台で、国連防災世界会議が行われたことがニュースになっていましたが、そこでのプレゼンを許されたということで、それなりに信憑性がある方法と見てもらえているということですね。企業としては、エイベックスや日立ビルシステムがすでに採用しているんですって(法人向けサイト)。

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・・・スマホのアプリで、無料版と有料版があるそうで、有料版だと上記の具体的情報を見ることができるそうです。とりあえず、モニターとして参加させていただくことにしました。私が1年ほど観察して、どの程度の信頼度なのか、ぜひ検証させてもらおうと思っています。

 

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