AmiVoice(音声認識)を3倍便利に使う方法
2018/01/03
意外と盲点になっている、SpeechMikeの便利なボタンについて説明しますね
AmiVoiceは、画像診断をしている方ならご存知と思います。画像のレポートは一日タイプしているとだいぶ疲れる仕事なので、音声認識で書くとものすごい楽。
付属のSpeechMikeは、音声認識に特化したマイクなので、音声を正確に拾います。それだけでなくて、「特別なボタン」があるので超ベンリ入力できます。 みんな知ってるよねぇ。・・・と、思っていたのですが、最近、知り合いの放射線科医の先生に聞いてみたところ、ご存知ありませんでした。
えっ。ええーっ? まさかっ?
と思ったのですが、続けて3人の先生に聞いてみたところ、誰も使っていなかったので、あまり伝わっていないのだと分かりました。カタログに書いてあるんだけど・・ま、読まないですね(^^;)
どうりでSpeechMike以外のマイクをお使いの方も多いわけです。
この機能を使っているのとそうでないのでは、相当入力の楽さ加減がちがうので、早速お知らせしますね (^^)
「INS/OVR(インサート・オーバーライト)」ボタンを使おう
そのボタンは、「INS/OVR(インサート・オーバーライト)」ボタンといいます。発話が終了した後、頻繁に使うんですね。実は録音ボタンと(背面の)転送ボタンの次に重要。操作方法はたった2つ。ぜひ覚えて下さい。 これで世界が変わります。
あれっ? 「AmiVoiceって98%認識なんでしょ。じゃぁ2%(50回に1回)しか修正しないんでしょ。頻繁に使うなんて、精度の情報はインチキなの? 」って思う人もいるかもしれません(^^;;)
それは違うんです。自分はかな~り前に認識精度を調べて、確かに98%でしたよ。他の研究でもそうですが、科学的結果については自分は間違いなく報告することをポリシーにしています(あたりまえですが・・インチキをみたこともあるので念のため)。
人間のほうが間違うんです。
みなさん、学会発表の練習、したことありますね。あれ思い出してください。つっかえたり、言い間違えたりするでしょう。すべて間違いなく読むなんて、練習を積まないとできるわけないですよねぇ。レポートを作っているときは、初出ですし、考えながら作っているので、発話が正確にできないことは頻繁に発生します。だからベテランであっても、修正回数はとても多い。認識精度を上げる他に、これを解決しないと本当に便利な道具にはならない。これをなんとかしようとして、四井(しい)さんという優秀なプログラマが用意してくれた必殺技がこのボタン。
いちいちマイクから手を離してキーボードを打っていたら、ずーっと一日中前傾姿勢をとることになります。マイクの修正ボタンを使えば、ほとんどキーボードには触れないでどんどこ修正ができますから、すこし背もたれに体を預けた楽な姿勢で作業できる、という違いがあります。
これは大きいですよ。ぜひ、体験してみてください!
*ボタンを1回押すと、そこの単語が選択されますので、左ボタンや右ボタンで候補選択ができます。でもこのキーは私は「あまり」お薦めしません。殆どの場合、発話しなおしたほうが速いからです。知らなくてもほとんど問題ないのです。(もちろん、知っているに越したことはないので、慣れたら使ってみてください)
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