Apple Watchを購入するときに注意すべきこと

（2019年9月11日に発表されたApple Watch 5の発表により、ディスプレイの「常時ON」は実現しました。このブログで書いて4年で実現したことになります！　常時最大輝度を保つ「パーティモード」のようなものがあれば更に素晴らしいと思います）

Apple Store表参道に行って、Apple Watchをtry-on（試着）してきました。
自分はかなり新しもの好きで、Apple製品はかなり購入するので、80%は購入するだろうと思って行ったのですが、ちょっと注意をしたほうがいいと思うこともあったので書いてみます。

↑店内はとてもすばらしい活気で、高価なEditionも展示されています。フェース（ガラス）やケース（周囲、筐体）はとても質感が高い。これはいままでのスマートウォッチの中で最高です。デモされている画像もなかなか魅力的。

↑台に固定されているApple Watchに直に触れることもできます。すべてのメニューを触りましたが、だいたい想定内でした。デジタルクラウンや、感圧ディスプレイ等の動作はとても良く考えられていて、直感的だし、すばらしい。いろいろできるんだけど、iPhoneに加えてこれが必要かというと、微妙なところです。でも、とても魅力的に見えることと思います。

↑予約をしていなくても、try-on（試着）登録担当の人に、waitingの登録をお願いすると、こうやって試着もできました。僕は30分待ちで実際に手にすることができました。Editionだけは、２つしかないので、先に予約しておかないとかなり待つようです。先に書いたように、表面とケースは質感高いです。これは多くの人が「いい！買いたい！」と思うんじゃないかな。バンドに関しては、別にそうでもないです。とくにステンレスは、「10万円のブランド腕時計の中古」を買ったことがある人なら、かなりがっかり感のほうが強いと思います。

ひとつだけ、購入する人に注意を促したいのは、上記の陳列ケース内のApple Watchはいつも光っているけれど、実際にはそうではない、という点です。これはMoto360を購入して気付いたのですが、節電のためにすぐに画面のバックライトが消えるので、いつもは「ただの黒い画面」なんです。実は、何かの動作をしない限り、ずーっと黒い画面。

こんなにきれいなのに、すぐに真っ暗になってしまう [Moto360 羨望と失望]。

僕はこれが本当に残念で、バッテリーの持ちが3時間ぐらいでもいいから（ときどき充電するから）常時光っていて欲しいのですが（そしてパーティなどに着けていきたい＝３時間だけ持てばいい！）、たぶんそうはならない、ということです。陳列ケースの中の物はずっといろいろな画面を表示しているので、「そういうもん（画面が光っている）だろう」と勘違いして買うことになると思いますが、その点ではイメージと違ったと感じる人もいるかもしれないので、注意を促したいです。

それからもうひとつは、上の（２番めの）写真の意味です。ものすごく店内が混んでいるのに、これは空いていますね。どうしてだと思いますか。10台ぐらいあるなかで、夕方5時ぐらいに訪れた時、３台はこうなっていました。それは・・・

↑こういうことなんです。バッテリー切れ。アップルストア表参道（最新鋭）の中で、ですよ。みんなが触り倒すと、10時の開店から7時間後にはこうやってbuttery sold outしているわけなんです。まぁ、これは、充電器をいくつか買って、自宅と職場とかに置いておけばいいのですが、当然コストはかかります。自分も含めてApple信者の人はそんなこと気にしないと思いますが (^^;;) 、はじめて手にしようとする人は、その点は了承して使う必要があると思います。

以上、簡単ですけど、「それでもいい」って思って買う覚悟は必要なので書いてみました。

ちなみに、僕は、5万円ぐらいなら買ってもいいかなとは思います（本体に1万5000円、経験を買うために3万5000円）。ただ、メールなどをApple Watchで見てもいいけれど、人の目が気になるときもあるでしょうし、また電話を受けるシーンはかなり限られているように思います。フィットネスにはとてもよい感じですが、フィットネスの時だけ着けるとすると、一日中のアクティビティはモニタできません。むしろ（男の人ならいつもポケットにいれる）iPhoneのほうが、Movesのようなアプリを使っていっればアクティビティは記録できるなぁと思いました。もうひとつ本質的なことは、このデバイスで自分の創造性が上がるかということです。僕は正直に言うと、上がらない方にかけます。「じっくり」何かをする集中力を阻害する欠点のほうが多分大きい、、、ように感じました。外国に行く時に着けていくのはしかし便利そう。

あと、時計というのは、服装やTPOにあわせて複数のものから選んで身に付けるのも楽しいですよね。そのときに、ケースがいつも四角で（表面が変わるにしても）変わり映えがしないというのは boring（たいくつ）です。これはAppleを使っている人の、本来のベクトルとはちょっと違う側面も内包していると感じます。いま、コンベンショナルな腕時計に見えて、スマホと連携できるもの（たとえばWithings）もでてきていますから、そっちのほうが本命かもという気がします。だって、お気に入りのブランドの時計で、スマホと連携できたら、それは理屈抜きに（考えるまでもなく）うれしいでしょ。

ただし、こういった風潮（伝統的腕時計のスマートウォッチ化）が、Appleの行動によって加速するわけですから、Apple自体はトレンドを作り出しているのは間違いないです。そこはエラい。

半年後にはかなり中古がでると思うので、ちょっと待てる人、部分的に使う人はその時が買いどきかもしれません。もちろん、新しもの好きの人、経験そのものを買うという人は、待つ必要は全くありません。自分でやってみないと納得できないですもんね！