パリでテスラをレンタカーする(Turo)その2 〜 モネの庭・モンサンミッシェルへの旅
2018/06/22
それでは、「テスラで行くモンサンミッシェル」の旅を始めます(^^)
配車
朝7時に、車の持ち主のVincentさんに、ホテルまで配車をしていただきました。右端は Co-driverを務めてくれる医科歯科大学の吉田宗一郎先生(泌尿器科)です。
Vincentさんに、車の説明を聞きます。
テスラの操作はほとんどが、ここに写っている広いディスプレイで行います。私はテスラ・モデルSを所有していて、操作は共通ですので心配なし。
ただし、ヨーロッパでの充電のしかたや、日曜日の高速道路の渋滞の有無などについて聞きました。
それから大切なことですが、車の周囲を一緒に回り、車両のダメージについて写真をとります。返却時にこれを元に、新たな損傷がないかを確認するためです。
この写真はそのひとつで、ホイールのガリ傷を記録。
超最新型のアップデートバージョン (2018.21.9)
さて、このクルマには、「2018.21.9*」という、先週配信されたばかりの最新バージョンがダウンロードされていました。
これはまだ日本ではリリースされていないものです。
日本はいま、2018.20.5というバージョンで、この際にものすごく自動運転が上手になったのですが、さらに改善したバージョン、というわけです**。
*2018の後の21というのは21週目のリリースと言う意味。
**いま、よく評論家さんがレポート書いてくれていますが、そのバージョン番号を書いていないことがほとんどので、実は皆さんの参考にならないことが多いです。数ヶ月ことにアップデートしますし、その中にはものすごく性能向上するものも含まれているので〜。(評論家さんは、まず、バージョンを確認し記録してからレポートお願いします)
自動運転
AutoPilot(自動運転レベル2)は、左のウインカーレバーの下のレバーを2回引く*ことにより開始されます。
*レベル2になることをよくフィーチャーしている操作だと思います。1回引くとレーダークルーズコントロール(レベル1)になり、2回引くとレベル2(AutoSteerが動作)するのです。
吉田先生が運転中(制限速度は130キロの道路)。いままでは隣のレーンの自動車の表示はあまりされなかったのですが、このバージョンからはたくさん表示されます。
今回のアップデートでは、ミラーの上に装備されている3つのフロントカメラ(広角・標準・望遠)のすべてを使って認識しているようです(これまでは一つのみ使用していました)。
これがまた、もんのすごくスムースでびっくり。
スムースネスにおいては、多くの人の運転能力を、はっきりと超えたと言えます。これは特筆すべきことだと思います。
今後さらに進歩するものと思われます。
※上記の画像は、死角にある車(前の前)も表示されています。これはどうして可能かと言うと、前車の下を通り、道路で反射したレーダーを用いて認識できるからです。また今回の2018.21.9では、バイク・バス(トラック)などの種別ごとの表示もほぼ完璧にできるようになっていました。レーダーは、この反射を利用するために、フロントバンパーの下の方に装備されています(カメラは、視界が良いように上の方に配置されています)。
追記)トラック(バス)・バイクの認識
さらに、2018.21.9では、トラック(バス)が大きな構造物として、またバイクはバイクのアイコンで表示されるようになりました。AutoPilot第一世代 (AP1)*でも一部表示されていましたが、今回のAutoPilot第二世代(AP2)**では、2018.21.9で始めてAP1をはっきりと上回る認識と表示がなされています。写真を取り忘れてしまいましたが、探してみると一枚だけバイクが写っているものがありました。
*AP1と呼ばれています。イスラエルのモービルアイ社の単眼カメラを使用。
** AP2と呼ばれています。NVIDIAのシステムを使用していると聞いています。AP2では、前方は3つのカメラ(広角・標準・望遠)が装備されています(tarorin.comでの説明(リンク先の後半部分))。
モネの庭(ジヴェルニー)
1時間ほどで、最初の目的地「モネの庭」(ジヴェルニー)に到着しました。
順調に到着したので、9:30の開館前につきましたが、このあとかなりの行列になったので、早めに到着して正解!
モネの絵にでてくる、睡蓮のある庭を堪能しました〜。見覚えのある風景ですよね (^^)
「ポートレートモード」を使う
iPhone Xについている「ポートレート」モードも使用してみました。
iPhone Xは2つのレンズ(標準、2倍望遠)がついているので、その画像の差から、背景をぼかした画像*をリアルタイムで作成できるのです。これはすごい技術ですよね。
*被写界深度(ひしゃかいしんど)を小さくする
有田先生(慶応義塾大学)の、将来の婿入り写真を撮りました笑
僕もお花をバックにメルヘンな写真を撮っていただきました〜
途中で充電
2時間余で、ルーアンという街に到着。休憩を兼ねてちょっと充電することにしました。
航続距離的には無充電で行けるのですが、一応ヨーロッパなので不測の事態かもしれませんし。
こんな風にテスラ専用充電器(スーパーチャージャー)が8基もあります。無料です。
ということは、高速道路が無料なら、どこまででも電気代は無料で行けるということなんです。
吉田先生ほか数名の先生に、充電体験をしていただきました。テスラ専用の充電形式ですが、ヨーロッパの端子は、日本の端子とすこし異なっています。
左のリアクォーターランプの内部に充電スロットが設置されていて、とてもエレガントな設計になっているのは、変わりありません。
いよいよモンサンミッシェルへ
小休憩も終わり、いよいよモンサンミッシェルへ。ルーアンからは2時間半ぐらいかかります。
モンサンミッシェルがどのようにして見えてくるのかについては、まったく知らないでいったのですが、地平線の彼方に突然あらわれるんですね。これは感動しました。
モデルXと一緒にパチリ。ファルコンウィングがっカッコいいです!
モンサンミッシェルにはいま車で乗り入れられなくなっているので、かなり遠くの公共駐車場に駐めました。
そこからは、(1) 無料のシャトルバス・(2) 有料の馬車・そして(3) 徒歩(35分)の3つの方法が選べるのですが、気候もよいので徒歩を選択。
これがとってもよかったです。だんだんと近づくモンサンミッシェルをゆっくり楽しみながら進みました。
すごい爽やか〜。
橋を渡ればもうモンサンミッシェルです。
到着後は、修道院であるモンサンミッシェルの中を見て、
上からのすばらしい眺望を楽しみました。ちょうど干潮だったので、干潟にたくさんの人が歩いていました。そういうツアーもあるらしいです。
帰路〜夕食
モンサンミッシェルに3時間近く滞在し、その後帰途につきました。途中のCeanという街にも充電器があるので、ここで夕食休憩。
ここには6基のスーパーチャージャーがありました。ちょうと、別のモデルSとモデルXも来て、3台での充電の図。
スーパーチャージャーの場所にはたいてい、レストランが併設されています(そういうロケーションを選んで設置されています)。
ここでは、ステーキレストランがあったので、そこで皆で食事をとりました。
・・・長旅も終わり、ホテル前に到着。テスラ君、よく走ってくれました。
全体の行程の半分ぐらいは自動運転だったでしょうか。疲労がとても少ないです。
車はそのまま、その日はホテル前に駐めて、翌朝に返却場所まで持っていきました。
凱旋門を通って向かいます。とても気分が高揚しました。
返却場所に到着。あーこれで楽しいドライブも終わりだな〜。
お迎えに来てくれたのはVincentさんの友人。
車が壊れていないかどうかのインスペクションを受けます。また距離をチェックしました。だいたい750キロ走りました。
最後に、駅まで送ってくれました。とても楽しいテスラの旅をありがとうございました!
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