ハンガリーの医学部へ進学

今夜は、僕の勤める学科を卒業して、いまハンガリーの医学部へ進学する安達裕太朗くんに会ってきました。

彼は、医師になりたくて、当科（工学部 医用生体工学科）の修士をとった後で、ハンガリーに渡り、1年間の英語学校での授業を受け、修了したのです。IELTS（アイエルツ）という、ヨーロッパの英語テスト（TOEFLに相当）で、6.0という文句なしのスコアを取れたそうです。すばらしい！　下の写真は、英語学校だそうです。

医学部への入学テストがあるのですが、ハンガリーにある3つの国立大学のうち、首都にあるセンメルワイス大学に見事合格。9月から、いよいよ医学部に進学できることになりました。

日本からは、30名程度がこの英語学校に行っていたそうで、数人を除いた人が３つの医学部のうちのどれかに進学できたとのこと。その中でも最高のところにいけた安達くんは、いつものたゆまぬ努力を知っている僕としては納得がいきます。

医学部を卒業すると、ヨーロッパの医師免許が得られますが、同時に、日本の医師国家試験の受験資格も得られるので、日本の試験にもパスすれば、日欧両方で医師ができることになるのです。英語もペラペラになるし、こちらのほうがいいかもしれませんね。聞くところによると、筑駒や桜蔭などの名門校から、浪人無しで直接受験するひとも数名いるんだそうです。

彼のノートです。うむ。しっかり勉強しておりますね。字がとてもキレイ。この内容は、医用生体工学科でもやったけれど、英語で学び直せるのはいいね。

ハンガリーは、パプリカの名産地だそうで、多くの料理にパプリカを使うそうです。こんなおみやげをくれました。

また日本に帰ってくるので、そのときには、ハンガリー医学部受験に興味のある人を集めて、彼にプレゼンをしてもらおうかななどと考えています。