壁掛け型超短焦点プロジェクター(EPSON EB-465T)で 医用画像投影を試してみました
2018/01/03
(2011/12/4)
私の勤めている東海大学工学部(医用生体工学科)は湘南キャンパスにあります。医用生体の学生は1・2年次をここで学び、3・4年次は大学病院のある伊勢原キャンパスで学びます。当学科は2年前に新設されたので、来春はじめて3年次学生が伊勢原に来ることになります。これにあわせて医学部1号館内に教授室を用意してもらえることになりました。
せっかくの新しい部屋ですから、プレゼンテーションを行い易くしたいと思い、用度課などに相談にのっていただいたのですが、カタログを見ているうちに「壁掛け型超短焦点プロジェクター」があることを知りました。これは以下のように(とくに少人数用の部屋でプレゼンをする際には)大変すぐれた特長を有しています。
ただ、このような構造ですと、プロジェクターからスライド上端までの距離と、下端までの距離にかなりの差があります。投影するのは医用画像ですから、上下で明るさに不均一があると問題です。そこで、2002年以来、久しぶりに、2011年7月に、西新宿のエプソン・スクエア ショールームへ行って試させてもらいました。
↓実際の設置状況をみると、こんなにsteepな角度で投射されているのですね。
↓プロジェクターを横からと下から眺めてみると、レンズが斜め下に向けて装備されていることがわかります。このような配置になっているので、影が出来ない優れた性能を発揮するわけです。
↓後述する「編集機能」を用いるため、投影画像の位置calibrationをしている様子です。
このように真っ白な背景だと、上端中央にかなり光量が強い所が認められますので、医用画像に使えるかはやはり心配です。
↓というわけで、いよいよ実験開始。小腸のCine MRI* で試して見ました。動画で御覧ください。
↑ここで説明しているように、医用画像でもほぼ大丈夫だとわかりました。
投影スクリーン上で画像を編集するわけではありませんし、プレゼンなら何ら問題は生じないと思います。思っていたよりも素晴らしかったので、感動しました。
↓そのほかご覧のように、編集機能として、PowerPointやワードを表示しながら、その上に文字や図形を書き込めます(クリックするとエプソンの動画サイトが開きます)。Win/Mac両者に対応しているとのこと。
↓またこのようなインターフェースボックスもあるので、様々な接続に便利に使えます。
というわけで、私はこの製品の導入を申請することにしました。研究発表をするのが楽しみになります (^^)
・・・・・
* Cine MRIによる小腸閉塞の画像診断(動画説明・文献)については、このページを御覧ください。
「02 デジタル, 21 コンピュータ一般, 26 その他」カテゴリーの人気記事
ギガファイル便で大容量データを送るときは「自分に」送ろう! 〜 DropBoxやGoogle ドライブよりも気軽に
大容量データを送るには、「DropBox」や「Google ドライブ」を利用する...
▼ MuseScoreで楽譜書きに挑戦 ♪
先週、はじめてコンピュータを用いて楽譜を作成してみました。 といっても、作曲し...
▼子供用テスラ・モデルS(本当にEV)
アメリカで、子供用のテスラ・モデルSが販売されます。 これがものすごく良く...